形見分けをもらったら?その意味と、故人の想いに寄り添った受け取り方
形見分けでいただいた、故人の大切な品。
感謝とともに「どうすればいいの?」と、その後の扱いに迷う方も少なくありません。
本記事では、形見分けの意味にふれながら、相続との違い、受け取った後の向き合い方についてご紹介します。

形見分けの意味とは?
形見分けとは、故人が生前大切にしていた品々を、ご家族や友人など、親しい人たちで分け合うことをいいます。
ただ物を受け取るのではなく、故人をしのび、想いを受け継ぐという日本の文化的な習慣です。
相続との違い
形見分けは、財産を法的に分配する「相続」とは意味合いが少し違います。
相続は法律に基づいた財産分配で、手続きや書類が必要になります。
一方で形見分けでは、財産的な価値はほとんどないものの、故人が生前大切にしていた品物が譲渡されます。
手続きや書類は基本的に必要ありません。
もし高価なものをいただいた場合は、相続税がかかる可能性もあるので、事前に確認しておくと安心です。
形見分けをもらったら
形見分けは、形式ではなく気持ちのやりとりが何より大切です。
品物をいただいたら、相手が「あなたに受け取ってほしい」と差し出してくれたことに、感謝の気持ちを伝えましょう。 お返しは必要ありません。
「今の自分には管理が難しい」と感じるなら、無理に受け取らず、その気持ちを丁寧に伝えましょう。
形見分けの受け取り方に迷ったら
受け取った形見との向き合い方に、正解はありません。ご自身が、自然に故人を想える方法を選びましょう。
1. 大切に保管する・身につける
箱にしまって保管をしたり、お守りのように身につけたりすると、故人をそばに感じることができます。
日常生活で使うことで、新たな思い出が重なり、より一層愛着が深まっていくでしょう。
2. リメイクして新しい形にする
ジュエリーは想いのこもった形見の代表格です。
「デザインが古くて身につけられないけれど、手放したくはない」というお悩みもよく伺います。
そんなときは、今の自分に合ったデザインに”リメイク”することで、暮らしの中で寄り添ってくれる存在に生まれ変わります。
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3. 手放す・供養する
もし受け取り手がいない、どうしても自分では持てないと感じたときは、感謝とともに手放すという選択肢もあります。
このとき、売却や譲渡はマナー違反とされるため避けましょう。
供養を希望する場合は、寺院や専門団体に依頼したり、供養にも対応している遺品整理業者に相談することもできます。
供養を依頼するときは、実績のある業者がおすすめです。
故人をしのぶ、自分らしい形
形見分けで大切なのは、故人との思い出に、自分らしく向き合うことです。
どんな形であっても、あなたが納得できる方法を選びましょう。
岐阜県のサンクイルでは、大切な方から受け継いだジュエリーを、今のあなたに寄り添うデザインへとリメイクしています。
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