婚約指輪と結婚指輪の重ね付け、どんな場面で使うのがベスト?
結婚を機に購入するブライダルリングといえば、婚約指輪と結婚指輪が一般的です。近年は、婚約指輪と結婚指輪を同じ指に重ねて着用する「重ね付け」を楽しむ方が増えています。そこで今回は、重ね付けの魅力や注意点、活用シーンや選び方のポイントについて詳しくご紹介します。
婚約指輪と結婚指輪の重ね付けが持つ意味
婚約指輪と結婚指輪はどちらもブライダルリングですが、込められる意味合いは異なります。
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婚約指輪(エンゲージリング)
愛の契約を象徴し、プロポーズの際に贈られる指輪です。センターダイヤが輝くソリテールやパヴェ、取り巻きデザインなど、さまざまなタイプがあり、一般的にプロポーズを受けた側が着用します。 -
結婚指輪(マリッジリング)
結婚式で夫婦が交換し合う指輪で、永遠の愛を誓うシンボル。日常的に着けられるシンプルなデザインが多く、凸凹が少ないフラットな形状が人気です。
これらの指輪を重ね付けすることで、「永遠の愛を契約でロックする」という意味合いを込めることができます。重ねる順番としては、薬指に結婚指輪を先に、その上に婚約指輪を重ねるのが正式とされていますが、あくまで目安です。
婚約指輪と結婚指輪の重ね付けによるメリットと注意点
重ね付けのメリット
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ファッション性や華やかさが増す
婚約指輪と結婚指輪を重ねると、手元がぐっと華やかになります。特に婚約指輪のダイヤモンドなどの宝石が輝き、結婚指輪のシンプルなデザインがより引き立ちます。 -
デザインのバリエーションが増える
TPOに合わせて単体で着けることも、重ね付けでファッション性をプラスすることもできます。シンプルと華やかさの両方を楽しむことができ、デザイン選びの幅が広がります。 -
婚約指輪を活用できる
婚約指輪は婚約期間中にしか使わないという人も多いですが、重ね付けを活用することで、結婚後も日常的に身に着けることができ、「タンスの肥やし」にしないで済みます。 -
恋人時代を思い出せる
婚約指輪を日常的に重ねることで、プロポーズの時や結婚前の思い出を感じられ、ふたりの関係を深めるきっかけにもなります。 -
パートナーの満足感が得られる
贈った側にとって、自分が選んだジュエリーを大切に身に着けていることは、喜びにもつながります。
重ね付けの注意点
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傷がつくリスク
指輪のデザインや素材が異なると、重ねた際に擦れ合って傷がつくこともあります。異なる硬度の素材を選ぶと傷がつきやすいため、同じ素材・純度を選ぶか、セットリングを選ぶのが安心です。 -
組み合わせが合わないことも
婚約指輪と結婚指輪のデザインが異なると、重ね付けでフィットしない場合もあります。最初から重ね付けを前提としたデザインや同じブランドで揃えるのがおすすめです。 -
サイズが合わない場合がある
重ね付けをする際、指のサイズが微妙に違和感を感じることがあります。試着の際に確認しながら、重ね付けしやすいサイズを選びましょう。 -
重ね付けが向かないシーンもある
職場やフォーマルな場面では、シンプルな指輪が求められることがあります。そういった場合は婚約指輪を外し、結婚指輪のみを着用するのが無難です。
婚約指輪と結婚指輪の重ね付けが映えるシチュエーション
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友人や知人の結婚式
華やかな場にぴったりな重ね付け。特に、ドレスアップした装いに重ね付けは映え、ジュエリーの輝きがファッションを引き立てます。 -
結婚記念日やデート
ちょっとしたお祝いのディナーや観劇、コンサートなど、おめかしした際の重ね付けもおすすめです。 -
家族のイベント
子どもの入学式や卒業式、七五三など、フォーマルな場面での重ね付けは、写真映えもよく、特別な日の演出にもなります。 -
親族の集まり
結婚後も大切にしている婚約指輪を見せることで、家族に愛情をアピールする機会にもなります。
婚約指輪と結婚指輪をうまく重ね付けするコツ
1. セットリングを選ぶ
最初から重ね付けを前提にデザインされたセットリングは、指にフィットし、見た目も美しい仕上がりです。デザイン選びに迷ったらセットリングがおすすめです。
2. 同じブランドで揃える
ブランドが違うと統一感が損なわれることがあります。同じブランドなら、コンセプトが統一され、重ね付けしてもまとまりやすいです。
3. 別ブランドを選ぶ際には必ず試着を
どうしても別のブランドを選びたい場合は、重ねたときの見た目やサイズ感を試着して確認しましょう。
重ね付けにおすすめのデザイン
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形状・幅
ストレートやV字、S字の形状によって見た目が変わります。幅が太すぎるとゴツゴツすることもあるので、片方を細めにするなど、バランスを意識して選ぶと良いでしょう。 -
素材・カラー
統一感を出したい場合は同じ素材・カラーで、個性を出したい場合は異なる素材・カラーを選ぶとおしゃれな仕上がりに。素材の違いを楽しむ組み合わせも人気です。 -
デザイン
シンプルと華やか、もしくはどちらもエタニティリングにするなど、華やかさの度合いも調整可能です。
まとめ
婚約指輪と結婚指輪は、ふたりの愛の象徴として特別な意味を持つリングです。注意点もありますが、重ね付けによる魅力は非常に多くあります。指輪を通じて、愛情や絆を感じながら、日常生活や特別な場面で重ね付けを楽しんでください。