高貴・誠実などの宝石言葉を持つ、2月の誕生石、アメジストについて。

２月の誕生石であるアメジストは、日本でも紫水晶と呼ばれて大切にされていました。

アメジストの歴史

アメジストは、ローマやギリシャの神話にも語られている歴史のある宝石です。酒の神バッカスの腹いせでピューマに襲われそうになった美少女アメシストを、月の女神ダイアナに純白の宝石に変身させることで守り、その美しさに懺悔したバッカスが葡萄酒を注いだことで紫の美しい宝石になったというのがその伝説。そのためヨーロッパではアメジストを身に着けているとお酒に酔わないといわれていました。日本でも紫水晶と呼ばれて古くから大切にされていた宝石です。

アメジストの意味

アメジストは２月の誕生石で、その宝石言葉は「高貴・誠実」です。紫は昔から高貴な色として崇められていた色であり、邪悪なものから身を守る効果もあるということで、パワーストーンとして身に着けることも多い石です。身に着けることで、マイナスのパワーをプラスに変換し、正しい決断を導くといわれています。

アメジストの産地

アメジストの産地としては、ブラジルやウルグアイ、インド、南アフリカ、メキシコ、アメリカなどが有名です。比較的広範囲に産出されており、日本でも向かしから紫水晶として産出されています。産出量も多く、アクセサリーに加工されるほか、原石をパワーストーンやインテリアとして飾る人も多く、メノウの内側の空洞に結晶が密集した晶洞をきれいに割ったアメジストドームも人気があります。

アメジストのメンテナンス法

アメジストは、あまり硬度が高くなりので、ほかの宝石と一緒に保管をすると、傷がついたり割れたりすることがあります。柔らかい布に包んだり、区分けをして保管するなどして傷や割れを防ぎましょう。着用時には強い衝撃を与えないように注意します。また、太陽光を長時間当てていると、美しい紫色が損なわれてしまうことがあります。ジュエリーを身に着けるときに気にするほどではありませんが、保管は太陽光が当たらないところで行うように気を付けましょう。