ジュエリークリーニングと新品仕上げは何が違う?
クリーニングは汚れを落としてきれいな状態にするのに対して、新品仕上げは傷なども修復します。
ジュエリークリーニングとは
ジュエリーは肌に着けることが多いため、どうしても化粧品や皮脂などで汚れてしまいます。そうした汚れが細かい溝にたまって黒ずんで見えたり、表面の輝きが曇ったようになってしまうため、定期的にジュエリークリーニングを行い、汚れを取ってきれいにするのです。
自分でクリーニングをする場合は、重曹水や洗剤などにつけたり、クロスで磨いたりするのが一般的ですが、お店に依頼すると専用の機械を使ってクリーニングをしてくれます。購入した際に、サービスとしてその後のクリーニングもできる宝飾店も多いので、確認してみるとよいでしょう。
新品仕上げとは
新品仕上げとは、単に汚れを落とすだけでなく、指輪を新品の時に近い状態に戻すことです。たとえば、表面のくすみの原因となっている細かい傷を研磨することでクリアな輝きを取り戻し、深めの傷が入っている場合はその部分を埋めてから表面を磨くことで補修が行われます。
石がついている指輪の場合は石を外して作業を行い、最後に石をはめ治すことで、爪の緩みもなくなり、指輪そのものが歪んでいる場合は歪みを正してもとに戻します。
メッキが施されている場合は再メッキをすることで新品同様の表面に仕上がります。
ジュエリークリーニングと新品仕上げの違い
一般的には、新品仕上げのほうが研磨や補修、再メッキなどを行うため、汚れを落として磨くだけのクリーニングに比べて高度なメンテナンスと言えます。
ただし、こうしたメンテナンスは店舗によって言い方が異なるため、新品仕上げと言っても洗って研磨するだけのところもあれば、クリーニングでも石を外して丁寧に行うところもあります。依頼する場合は、どのような方法でクリーニングや新品仕上げを行い、どんな仕上がりになるのかを確認しておきましょう。
費用はクリーニングよりも新品仕上げのほうが高額になることが多いですが、それでも数千円~1万円程度が相場です。古びて使いづらいジュエリーがあるなら、新品仕上げを依頼するのもよいのではないでしょうか。
まとめ
ジュエリークリーニングは汚れを落としてきれいに磨くことを中心とするのに対して、新品仕上げは傷を補修や表面の研磨、再メッキなどで新品同様の仕上がりになるのがその違いです。ただし店舗によって呼び方に違いはありますので、必ず事前に確認してから依頼するようにしましょう。