エメラルドやオパールは割れやすい?!指輪の色石を選ぶ際に知っておきたい石の特徴について。
色石は種類によってさまざまな特徴があるので、選ぶときの参考にするとよいでしょう。
宝石の特徴
エメラルドやオパールといった色石は、種類によって成分や組成が異なるため、硬さや扱い方なども変わってきます。それぞれの石の特徴を知って、選ぶときの参考にするとよいでしょう。
エメラルド
緑色の神秘的な美しさが人気のエメラルドですが、衝撃には弱いのでぶつけたりしないように気を付ける必要があります。また、エメラルドはオイルの含浸処理をされている場合が多いので、洗剤などで洗ってはいけません。また、熱にも弱いので熱湯や熱風、直射日光に長時間さらさないように気をつけましょう。
ルビー
ルビーは硬度も高く、安定した石なのでそれほど気を付けることはありません。汚れたら中性洗剤での洗浄もできますし、超音波洗浄の使用も可能です。ただし、長時間太陽光のもとに置いていると色が褪せる可能性があるので、保管する場合は直射日光の当たらない場所に置いておきましょう。
サファイア
サファイアはルビーと極めて近い宝石ですので、扱いにおいてはほとんど同じで大丈夫です。ルビーもサファイアも丈夫な石ですが、内包物がある場合は衝撃で割れたり欠けたりする可能性があるのでその点は注意しましょう。
オパール
遊色効果による独特の輝きが素敵なオパールですが、宝石にしては珍しく水分を含んでいるのが特徴です。そのため、乾燥や熱などに弱く、衝撃にも強くありません。湿度の低い場所に長期間置いていると、乾燥でひび割れを起こすこともあります。
真珠
硬度が極めて低いので他の宝石と一緒に保管しておくと簡単に傷がついてしまいます。光にも弱いので、必ず専用の箱に入れて保管するようにしましょう。汗や皮脂に弱い一方で、洗剤で洗うこともできないので、使用後はすぐに柔らかい布で拭いて保管するようにします。
トルコ石
トルコ石も宝石の中ではかなり強度の低い石です。また、熱や乾燥にも弱いので、保管場所にも注意します。水や洗剤にもできるだけつけないほうがよいので、トルコ石の指輪をはめて手を洗うときなどは気を付けましょう。
まとめ
宝石は、種類によって強度や耐性に大きな違いがあります。それによって、保管やお手入れの方法も異なるので、きちんとそれぞれの宝石の特徴を知ってから身に着けるようにしましょう。