指輪のつや消し加工の種類6つ。
つや消し加工にもいくつかの種類があり、それぞれ違った雰囲気になります。
指輪のつや消し加工
ピカピカに磨き上げた鏡面仕上げの指輪もきれいですが、つや消し加工を施した指輪も落ち着いた雰囲気になって素敵です。結婚指輪などは特に、長く使うものだけに年代を問わずに使えるデザインが好まれる傾向にあり、つや消し加工を選ぶ人も少なくありません。つや消し加工にもいくつかの種類があって、それぞれ違った雰囲気になるので好みの加工を選ぶとよいでしょう。
マット仕上げ
表面に目に見えないほどの細かい凹凸をつけることで、つや消しをする方法です。程よい艶になるため柔らかい雰囲気になり、男女を問わず人気の仕上げになります。
ヘアライン仕上げ
一定の方向に細かい線を入れることでつや消しを行う方法です。マット仕上げに比べると、ややシャープな雰囲気の輝きになります。洗練されていて、なおかつ落ち着きもあるため広く使われる仕上げ方法です。
スターダスト仕上げ
表面にやや粗い凹凸をつけた仕上げ方法で、その名の通り星が輝くようなキラキラした表面になります。その点では「つや消し」とは違った雰囲気かもしれませんが、鏡面仕上げの輝きとは違った華やかさが魅力の仕上げです。
ダイヤモンド仕上げ
ダイヤモンドの粒を使って凸凹をつけるつや消し方法で、マット仕上げよりもやや粗い表面になるのが特徴です。マット仕上げは触ったときにサラサラした質感になるのに対して、ダイヤモンド仕上げはザラザラした感覚になります。単につやを消すのはなく、存在感のある表面になるのが素敵です。
梨地
果物の梨の皮のような質感になることから梨地と名付けられた表面加工です。細かいガーネットの粒をぶつけることで表面に凹凸をつけて作ります。
槌目
表面を金槌で叩くことで凹凸を作ります。槌の形状や叩く角度、作る面の数などによって微妙に異なるデザインになるのが特徴です。職人がひとつひとつ手で加工を行うため、ハンドメイド感があるのも魅力でしょう。
まとめ
指輪のつや消しにもいろいろな方法があります。シンプルにマットな雰囲気にするマット仕上げから、それだけでデザインとなる槌目まで、好みに応じてつや消し方法を選べるのもオーダーメイドリングの魅力です。また、鏡面仕上げとつや消しを組み合わせて、同じ素材で違った雰囲気のデザインにすることもできます。表面仕上げの選び方で、指輪の雰囲気も違ってくるので、いろいろ見比べて選ぶとよいでしょう。