価格が高騰しているパラジウム。パラジウム指輪のメリットと価値について教えてください。
丈夫で軽いパラジウムは、指輪には適した素材です。
パラジウムとは
パラジウムとは、美しい白金色の金属で、最近はジュエリーの素材としても人気が高まりつつあります。もともとプラチナの合金としても使われていた金属で、プラチナ95%を表すPt950のプラチナの場合、95%のプラチナと5%のパラジウムで作られていることが多いです。
プラチナは金属としては柔らかいため、硬いパラジウムを混ぜて強度を上げていたのです。パラジウム自体もプラチナとそん色がないほど美しい金属ですので、プラチナに混ぜてもその美しさを損なうことは全くありません。
パラジウムの指輪
このパラジウム100%で作った指輪が、最近人気が高まっています。ジュエリー五島でも、パラジウムを素材とするオーダーメイドリングの作成が可能です。パラジウムの指輪にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
価格が安い
パラジウムはレアメタルの一種であり、決して安い金属ではありません。実際、価格は高騰しており1g当たりの価格はプラチナをも上回ります。ただし、比重が軽いので、同じ大きさの指輪を作るとやはりプラチナよりもかなり安くなります。それでいてプラチナのように美しい輝きを放ちますから、価格を抑えたオーダーメイドリングを作りたいかたや、地金の費用は押さえて、石にお金をかけたいという方にはおすすめです。
換金する場合の指輪の価値としては、プラチナよりも安くなりますが、世界に一つだけのオーダーメイドリングを作るのであれば、自分にとってはその価値は計り知れないものになるでしょう。
強度が高い
プラチナに比べて、パラジウムはかなり強度の高い金属です。そのため、加工が難しく、あまり複雑なデザインの指輪は造ることができない場合もあります。
一方、普段からつけていることの多い結婚指輪などには、丈夫なパラジウムは適した金属です。毎日つけていても傷がつきにくく、歪んだりする心配もありません。
まとめ
パラジウムは美しくそれでいて強度も高いため、指輪の素材として適した金属です。プラチナよりも価格が安いため、費用を抑えたい人にもよいでしょう。金属アレルギーの人には適さないという面もあるのですが、アレルギーがなければ指輪として優秀な素材ですので、オーダーメイドリングを作る際には、その素材として検討してみてはいかがでしょうか。