どんな地金でも溶かしてリメイクできる？？地金のリメイク前に知っておきたい事3つ。

金やプラチナなどはリメイク可能ですが、十分なグラム数がない場合は地金を足す必要があります。

リメイクできる地金は？

リメイクはどんな地金でもできるというわけではなく、基本的には金やプラチナ、シルバーなどの貴金属に限られます。店によっては、貴金属としての安定性の高い金とプラチナしかリメイクしないというところもあるので、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。逆に、リメイクを行っている店の多くは、金やプラチナであれば溶かしてリメイクをしてくれます。

地金の質が重要

とはいえ、重要なのは地金の質で、メッキがしてあったり、他の物質が混ざっていることできれいに溶けなかったり、リメイク後に輝きが鈍かったりすることもあります。思った通りのジュエリーに仕上がらなかった、ということにならないためにも、純度の高い高品質の地金を使う必要があります。すべてを溶かした地金で作り上げるのではなく、ある程度新しい地金を足して作ったほうが、地金が綺麗に仕上がらない、というリスクは避けることができます。そのぶん費用は必要になりますが、リメイクする地金を使うためすべて新しい地金を使うよりは確実に費用は抑えられますので、おすすめの方法です。

グラム数は減ってしまう

地金を溶かしてリメイクを行う場合、高熱を加えて金属を溶かす作業が必要になります。その際に、火花となって飛び散るため、元のグラム数に比べてリメイク後の地金のグラム数は減ってしまいます。もちろん火花で飛び散るなど微々たるグラム数ですが、もともと指輪に使われる地金のグラム数は数グラムから十数グラム程度ですので、少し減るだけでも地金としての価値は下がってしまいます。また、同じ大きさの指輪などを作りたい場合はそうして減る量を計算して、はじめから新しい地金をある程度足してリメイクする場合もあります。

まとめ

ジュエリーリメイクで、地金を溶かして新しいジュエリーに作り替える、というフレーズをよく見かけますが、こうして溶かしてリメイクできるジュエリーは金やプラチナ、シルバーなどに限られます。また、地金は溶かして作り変えると、どうしてもはじめよりもグラム数が減ってしまうので、それを新しい地金で補う必要が生じることもあります。また、地金の純度などによっても、新しい地金を足したほうがきれいに仕上がる場合もあります。