プレシャスストーンとセミプレシャスストーンについて教えてください。
プレシャスストーンは貴石、セミプレシャスストーンは半貴石とよばれる宝石です。
希少性が高く美しい宝石がプレシャスストーンと呼ばれます。
プレシャスストーンや、セミプレシャスストーンは、宝石を選ぶ際によく目にする言葉です。「precious=貴重な」という言葉が意味するように、希少性が高く、美しい宝石がプレシャスストーンと呼ばれます。日本語で、貴石や半貴石と呼ばれることもありますが、これはプレシャスストーンやセミプレシャスストーンと同じ意味です。ただし、決まった分類があるわけではなく、国によって違う石がプレシャスストーンとして扱われている場合もあります。
プレシャスストーン
貴石とも呼ばれるこれらの石は、希少性の高さや、硬度、見た目の美しさで選ばれています。中でも5大宝石とされるのが「ダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルド・アレキサンドライト」の5つで、世界でも特に産出量が少なく、貴重だとされる宝石になっています。ジュエリーに使われる宝石としても有名でしょう。5大宝石以外のプレシャスストーンとしては、トパーズや、ガーネット、アクアマリン、ペリドット、ジルコン、トルマリン、キャッツアイなどがあります。これらの宝石もジュエリーでお馴染みですが、共通しているのは宝石の硬さを示すモース硬度が7以上だということです。つまり、硬度7以上の宝石は貴石として扱われるのが一般的で、例外としてオパールやヒスイなど、美しさで貴石とされるものもあります。
セミプレシャスストーン
硬度が7未満の宝石は、ほとんどがセミプレシャスストーンとして扱われます。クリスタルやアメジスト、ターコイズ、ラピスラズリをはじめ、プレシャスストーンに含まれない美しい天然石のほとんどがこのセミプレシャスストーンだといってもよいでしょう。ジュエリーに使われることも多く、プレシャスストーンに比べると価格も低いことが多いので、若い人にも馴染みのある石が多いです。
まとめ
硬度7以上の希少性の高い美しい宝石がプレシャスストーン、それ以外の宝石がセミプレシャスストーンとして扱われるのが一般的です。プレシャスストーンの中でもダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルド・アレキサンドライトの5大宝石は特に貴重だとされ、昔から格の高いジュエリーに用いられてきました。セミプレシャスストーンでも美しい石はたくさんあるので、好みに合わせて使うのも良いでしょう。