「愛の守護石」とも呼ばれている2月の誕生石。アメジストについて。
アメジストは日本で紫水晶と呼ばれる美しい紫色の宝石です
アメジストの特徴
クォーツ(石英)にはいろいろな色のものがありますが、そのうち微量の鉄イオンを含有することで紫色を持つものをアメジストと呼びます。和名は紫水晶です。自然の状態では紫色ですが、加熱処理をすることで黄色や緑色などに変色し、最終的には無色になります。主要な産地はブラジルやウルグアイで、インドや南アフリカのほか、日本でも美しいアメジストが産出されます。宝石としてジュエリーなどに加工されるほか、岩や地層の内側に結晶が形成された「アメジストドーム」も、幸運や財運アップのお守りとして人気です。最近は天然のアメジストと比べても遜色ないような合成アメジストも増えています。
アメジストの歴史
アメジストは紀元前から使われている歴史の古い石です。古代エジプト初期の、紀元前3000年頃のお墓からも、アメジストの装身具が見つかっています。紫色は、昔から高貴の色とされており、日本でも最も位の高い色は紫色でしたし、中国でも昔は皇帝だけが身につけることを許された色でした。古代ローマでは、酒の酔いを防ぐ効能がアメジストにはあるとされており、大切にされていました。
アメジストの宝石言葉は
アメジストの宝石言葉は「愛の守護石」「心の平安」「謙虚」などです。調和をもたらし、心を静める効果があるとされていて、パワーストーンとしても人気があります。恋愛成就のために身をつけたり、厄除けのために身につける人も多い石です。2月の誕生石ですので、2月生まれの人はジュエリーにしたり、お守りとして持ち歩くのもいいでしょう。
アメジストを扱う時の注意
美しい紫色が特徴のアメジストですが、直射日光をあてすぎると退色するので、保管するときは日光が当たらないところにしましょう。割れやすい石なので、落としたりぶつけたりしないように注意し、他の宝石と当たらないように気をつけます。
まとめ
アメジストは、和名で紫水晶と呼ばれる美しい紫色の宝石です。2月の誕生石で、宝石言葉は「愛の守護石」「心の平安」「謙虚」など。昔から高貴な石として重用されており、美しい紫色を生かしたジュエリーも素敵ですし、パワーストーンとして持ち歩く人もいます。あまり硬い石ではないので割れたり傷をつけたりしないように注意し、退色を避けるため直射日光の当たらないところで保管しましょう。