心を落ち着かせ身に着けると幸運をもたらしてくれる11月の誕生石、トパーズとシトリンについて。
11月の誕生石、トパーズとシトリンはどちらも華やかで美しい宝石です
トパーズとは
トパーズはいろいろな色の種類がある宝石で、昔からロマンティックな宝石として小説のタイトルなどにも多く使われています。
トパーズの特徴
トパーズと言えば、イエローに近い色目のものが有名ですが、それ以外にもブルーやピンク、ブラウンなどいろいろな色のものがあります。また、いくつもの色が万華鏡のように輝くものなど、種類は豊富です。成分は水和性ケイ酸アルミニウムで、非常に密度の高い結晶になっているため輝きが美しいのも特長です。オレンジがかったイエローのほか、明るい水色に輝くスカイブルートパーズや、オレンジピンクのインペリアルトパーズなども人気です。お手入れは柔らかい布で表面を拭い、汚れが気になるときはぬるま湯と中性洗剤で洗って、直射日光を避けた場所に保管しましょう。
トパーズの歴史と宝石言葉
トパーズの宝石言葉は「友愛・希望・誠実」などです。古代エジプトでは「太陽の宝石」として大切にされていたほど歴史が古く、長年愛されてきた宝石と言えます。聖書の中でモーゼに与えられた「火の石」のひとつともいわれるなど、言い伝えの多い石でもあります。
シトリンとは
シトリンは、日本では黄水晶と呼ばれます。
シトリンの特徴
クォーツ(水晶)の中でも黄色い色をもつものを、シトリンと呼びます。和名で黄水晶と呼ばれるのはそのためです。黄色いのはクォーツの成分にごく少量の鉄分が含まれているためで、アメシストに熱を加えると黄色くなってシトリンになります。天然のシトリンは地熱などによりアメシストが変化したものですが、人工的にアメシストに熱を加えてシトリンにしたものも多いです。
シトリンの歴史と宝石言葉
シトリンの宝石言葉は「希望・友情」で、金運を高めるパワーストーンとしても身に着ける人が多い石です。クォーツは古くから装飾品として使われており、ビクトリア朝のジュエリーにもシトリンがあしらわれたものは多いです。
まとめ
11月の誕生石は、トパーズとシトリンです。黄水晶とも呼ばれるシトリンと、いろいろな色の種類があるトパーズですので、好みの色を選べるのが魅力でしょう。どちらも古くから愛されている宝石であり、希望という宝石言葉を持っているため婚約指輪などに使っても素敵です。