成功・誠実・慈愛の宝石言葉を持つ、9月の誕生石、サファイアについて。

美しい青色で人気のサファイアですが、実はいろいろな色があります

サファイアは青だけではない

サファイアは、美しい青色で知られる宝石でその名の由来もラテン語の「青色」を意味する言葉だと言われています。ブルーサファイアと言われることもありますが、一般的にサファイアと言われてイメージする色は青でしょう。実は鉱物としてはコランダムに分類されるサファイアですが、ルビーも同じ鉱物なので、コランダムの中で赤いものをルビーと呼び、それ以外のものはすべてサファイアに分類されます。ピンクサファイアやグリーンサファイアなどがある一方で、ピンクルビーやグリーンルビーがないのはそのためです。

サファイアの歴史

サファイアは古来、神様に近い石として神聖に扱われていました。古代ギリシャや中世ヨーロッパでは、毒に対する解毒剤になるとされており、ペルシャ人は地球を支えているのは巨大なサファイアだと信じていました。東方見聞録ではマルコ・ポーロがフビライ・ハンにサファイアを献上したことが記載されていますし、カトリック協会では髪の光のシンボルとして聖職者は右手にサファイアをつけるのが一般的でした。このように、古くからサファイアは大切な宝石として愛されてきたのです。

サファイアの宝石言葉

サファイアは9月の誕生石で、その宝石言葉は「成功・誠実・慈愛」だとされています。石のパワーとしてイライラを鎮めたり、心配事を打ち消す作用があり、知性や理性を高める石として身に着ける人も多いです。仕事での成功をもたらす効果もあるとされているので、これから仕事を頑張りたいという人におすすめの宝石だと言えます。また、9月が誕生石の女性はもちろんですが、青いものを身に着けた花嫁は幸せになるというサムシングブルーのひとつとして、婚約指輪にしたり、結婚指輪の裏石に使うことも多いです。

まとめ

サファイアはコランダムという種類の宝石で、ルビーと同じ成分を持つ石です。古くから神聖な石として大切に扱われており、その美しいブルーは宝飾品としてもとても人気があります。「成功・誠実・慈愛」という宝石言葉をもつ9月の誕生石でも、知性や理性を高める石でもあるので、パワーストーンとして身に着けるのもよいでしょう。サムシングブルーのひとつとして花嫁に贈るのもおすすめです。