デリケートな真珠の指輪のお手入れ方法と注意点4つ。
真珠はデリケートなので、お手入れや保管の際には注意が必要です
真珠の指輪のお手入れ
真珠は他の宝石のような「鉱物」ではなく、生きた貝が作り出すものです。そのため、他の宝石とは扱い方が異なる点も多いので、お手入れの際は正しい方法で行うように注意しましょう。とはいっても、それほど手がかかるわけではなく、その都度適切なお手入れをすることで、長くその美しさを保つことができます。親から子へ代々受け渡して使えるほどですから、大切に扱いましょう。
真珠の指輪の注意点
1.つけた後は拭く
真珠のお手入れの基本は、つけた後に乾いた布で拭くだけです。水分や油分が付いたままにしていると変色などの原因になります。身に着けるだけでも、皮脂や化粧品の成分が付着しているため、汚れていないと思っていても、外した後は片付ける前に軽く拭く習慣をつけておきます。
2.水などに濡らさない
真珠は水濡れに弱いので、できるだけ濡らさないように気をつけましょう。指輪の場合は特に、手を洗ったりして濡れる機会が多いです。洗剤や、果物の汁などもよくないので、つかないように気をつけます。濡れてしまったらすぐに乾いた布で拭いて、濡れたままにしないようにしてください。また、指輪をつけて化粧をすると、化粧品が付着しやすいので、化粧などが終わってから最後に指輪をつけるのがおすすめです。直接濡らすのはよくありませんが、果物の汁や香水などがついてしまったら、柔らかい布を濡らして絞ったもので優しく拭きとり、それから乾いた布で乾拭きをしておきます。
3.宝石とは別に保管
鉱物であるダイヤやサファイアなどに比べて、真珠は表面がかなり柔らかいジュエリーです。そのため、一緒に保管していると、他の宝石が当たったときに傷がついてしまうことがあります。別のケースに保管したり、指輪の台に嵌めるなどして、他の宝石が当たらないように保管しましょう。
4.高温多湿を避ける
真珠の保管場所は、高温多湿を避けるのが基本です。また、日光や蛍光灯の光に当たるところもよくないので、高温多湿にならない場所に箱に入れて保管するようにしてください。防虫剤の成分も苦手なので、置く場合はできるだけ離れた場所にします。
まとめ
真珠はとてもデリケートな宝飾品なので、適切なお手入れが必要です。つけた後は乾いた柔らかい布で拭くことを基本に、保管場所にも気をつけて長く美しさを楽しんでください。指輪は特に、手に付けるため濡れたり汚れたりしやすいので気をつけましょう。