モルガナイトやアレキサンドライトなど、新しく追加された誕生石10種類。
2021年に、日本の誕生石が63年ぶりに改訂され、10種類の誕生石が追加されました。
新しく追加された誕生石
新しく追加された誕生石は、以下の10種類です。
クリソベリル・キャッツアイ(2月)
黄色にも黄緑色にも金色にも見えるような不思議な色合いのクリソベリル・キャッツアイは、猫目石という和名もあります。光を当てると猫の目のように白い光が走る美しい石です。石言葉は「守護」「慈愛」などです。
ブラッドストーン(3月)
深い緑色に赤の斑点が入った特徴的な色合いの宝石です。古代からお守りとしても大切にされていた石で、赤い点がないものはグリーンのジャスパーという石になります。石言葉は、「勇気」「聡明」などです。
アイオライト(3月)
青や紫の色味を持つアイオライトは、古くから航海のお守りとして使われていた石です。見る方向によって色味の変わる神秘的で美しい宝石になります。石言葉は、「誠実」「貞操」などです。
モルガナイト(4月)
ベリルという種類の鉱物の中で、ピンク色のものをモルガナイトと呼びます。淡い色合いのものよりも、澄んでいて色の濃いものの方が希少性が高く高価です。石言葉は「やさしさ」「慈悲」などです。
アレキサンドライト(6月)
太陽光の下では青緑色、夜の白熱光の下では赤紫色に見える珍しい宝石です。クリソベリルの一種ですが、変色効果などを持つ希少性から、奇跡の宝石とも呼ばれます。石言葉は「高貴」「出発」などです。
スフェーン(7月)
黄緑色をしたスフェーンは、正式にはチタナイトという鉱物になります。非常に分散率が高く、キラキラと光るのが特徴的です。石言葉は「永遠不変」「純粋」などです。
スピネル(8月)
不純物が混ざらないものは透明ですが、鉄やマンガンなど持ち合わせる成分によって、赤や青、緑、黒などさまざまな色をもつ宝石になります。石言葉は「好奇心」「挑戦」などです。
クンツァイト(9月)
スポジュメンという鉱石グループの中の、薄紫がかったピンクの石がクンツァイトと呼ばれます。透明感があり優しい色がとても美しい宝石です。石言葉は「無償の愛」「無限の愛」です。
タンザナイト(12月)
タンザナイトは、紫がかった深い青色をしています。タンザニアのメレラニ鉱山でしか採れない非常に希少な宝石で、ティファニーが見出したことでも知られる宝石です。石言葉は「高貴」「冷静」などです。
ジルコン(12月)
地球上でもっとも古い鉱物とされるジルコンは、オレンジやグリーン、ブルーなどさまざまな色があり、色によって価格も異なります。石言葉は「生命力」「成功」などです。
まとめ
63年ぶりの改定により、10種類の宝石が新しく誕生石となりました。個性的な色合いの宝石も多いので、ジュエリーにして楽しんでみてはいかがでしょうか。