アコヤ、南洋（白蝶）、タヒチ（黒蝶）、淡水など、パール（真珠）の種類4つとその特徴。
真珠は種類によって色や形、大きさなども異なります。
真珠の種類と特徴
真珠にはいろいろな種類があり、種類によって大きさや色、形なども異なります。それぞれに特徴があるので、覚えておくとよいでしょう。
アコヤ真珠
アコヤ真珠は、真珠の中でも最も代表的とされるもので、多くの人が真珠と聞いてイメージするのはこのアコヤ真珠でしょう。白やクリーム色のものが一般的ですが、ピンクパールやグリーン系、ゴールド系など色味がついたものもいろいろあります。大きさは4mm位のものから使われますが、大きくても10mm程度でそれほど大きくはありません。10mmでもアコヤ真珠としてはかなり大きいので、10mm珠を連ねたネックレスはかなり存在感があります。アコヤ真珠の中でも特に品質が高く、巻きやテリが強いものは花珠と呼ばれ、人気が高いです。
淡水真珠
アコヤ真珠がアコヤ貝を母貝としているのに対して、淡水真珠はイケチョウ貝を母貝とした真珠です。国内では琵琶湖などで養殖がされていますが、中国などからの輸入真珠も多いです。色や大きさも多彩で、以前は品質が低いとされていましたが、最近ではアコヤ真珠と見間違えるほど高品質な淡水真珠もあります。
南洋真珠
シロチョウ貝を母貝とする真珠で、白蝶真珠とも呼ばれます。10mm前後と大きめのものが主流で、ホワイトやゴールドが多いのですが、グレーやイエローなどもあります。キラキラとした光沢をもち、華やかな美しさが特徴です。
タヒチ真珠
タヒチを中心とするポリネシア諸島で養殖されおり、グレーやブラックなどの濃色が多いことから黒蝶真珠とも呼ばれます。黒っぽい色目でグリーン系の光沢をもつピーコックというカラーが特に人気ですが、それ以外にもブラックやダークグリーン、レッドブラックなどシックなカラーのものが多く、粒も10mm前後と大きいため大人の華やかさが演出できるのが魅力です。
まとめ
真珠というと白やアイボリーのアコヤ真珠が代表的なものとして人気ですが、それ以外にも華やかな輝きを持つ南洋真珠やシックなタヒチ真珠などいろいろな種類の真珠があります。淡水真珠は、以前は品質で劣るという印象を持たれがちでしたが、最近では高品質なものも多くなっており、フォーマルな場で使えるものも増えているので、いろいろ見比べて気に入ったものを探してみてはいかがでしょうか。
