指輪のイメージを左右するテクスチャーとは?その種類5つ。
同じようなデザインの指輪でも、テクスチャーを変えると違った雰囲気になります。
テクスチャーとは
指輪のデザインを考えるときは、テクスチャー選びも大切になります。このテクスチャーとは、金属などに施す表面処理のこと。
金属である指輪は、ピカピカに艶を出した表面にするか、艶を消したマットな仕上げにするかで全く違った雰囲気になります。
鏡面仕上げ
鏡面仕上げは、金属の表面を磨き上げて光らせた仕上げで、最もポピュラーな技法です。まるで鏡のように表面が滑らかで美しいことから、多くのジュエリーに使われます。特にダイヤモンドリングなど、輝きの強い宝石と組み合わせる場合でも相性が良く、一粒ダイヤの指輪などはほとんどがこの仕上げです。
マット加工
細かい傷を全面につけることで、艶消しを施した仕上げになります。あまりキラキラした指輪は苦手、という人に人気が高く、落ち着いた雰囲気になるので男性にも好まれる仕上げです。
日常使いをしていても、傷などが目立ちにくいのもメリットでしょう。
ヘアライン加工
一定の方向に細い線を入れていくことで、筋目のある艶消しになります。独特の流れのある表面になるので、シンプルなデザインでも雰囲気を感じさせる仕上がりです。
槌目加工
表面をハンマーで叩くことで、独特の凹凸を作り出した仕上げです。ハンマーの形や叩き方を変えることで、同じ槌目でもさまざまな文様を作り出すことができます。手作業で行われるため、ひとつひとつが違った味仕上がりになります。
手彫り加工
職人がひとつひとつ模様を掘り込んでいく仕上げです。技術が必要で手間はかかりますが、世界に一つだけのリングができるためオーダーメイドなどでは人気の仕上げになります。
シンプルなデザインでも個性が出しやすいというのも魅力です。
まとめ
ジュエリーの雰囲気を決める上で、テクスチャーは非常に重要です。これらは一般的なテクスチャーですが、ショップによってはオリジナルの仕上げを行っているところもあります。槌目や手彫りなど、職人の技術で仕上がりが左右されるものも多いので、信頼できるショップにオーダーすることも大切でしょう。見本のリングなどを見ながら、イメージに合ったテクスチャーを選ぶとよいでしょう。