ホワイトゴールドリングとプラチナリング、見た目ではわからないが、何が違いますか?
ホワイトゴールドとプラチナは全く違う金属
ホワイトゴールドとプラチナは、見た目は同じ白金の貴金属で素人には見分けるのが難しいほど似てますが、実は全く違う金属です。金は他の金属を少量混ぜることによって色目が変わりますが、その割金としてシルバーやパラジウムなどの白い金属を混ぜたものがホワイトゴールドになります。
また、金は何も混ざっていない純金だと柔らかい素材であり、強度の面で弱いということもあって、ジュエリーにする場合は何らかの金属を混ぜることが多くなります。
ホワイトゴールドは白い金属を混ぜることによってかなり白くなりますが、それでもまだ金の黄色味が残るため、ロジウムでメッキをすることによって白金色にすることも少なくありません。それに対して、プラチナは何も混ぜなくても白金の貴金属ですので、純度が高いままジュエリーにすることが多いです。
ホワイトゴールドのメリット・デメリット
ホワイトゴールドは、純金の含有率が75%程度ということもあって、プラチナに比べると安く購入できることが多いです。そのため、男性のボリュームのあるリングなどでたくさんの素材が必要な場合は、ホワイトゴールドを使ったほうがコストが抑えられるでしょう。
金そのものは柔らかい素材ですが、他の金属を混ぜることで強度は高くなり、プラチナよりも硬い金属になるため、指輪にしても歪みが生じにくくなります。
デメリットとしては、ロジウムコーティングをしている場合、長く使っているとメッキが剥げて色ムラが生じることがあります。再メッキをすれば新品のような輝きに戻るので、このような場合は再メッキを施すとよいでしょう。
結婚指輪など長く使うものは、はじめからロジウムコーディングのしていないものを選んだほうがよいかもしれません。
プラチナのメリット・デメリット
プラチナのメリットは、金属として安定しているために、長く使っていても変質することがほとんどないということです。そのこともあって、永遠の愛を誓う結婚指輪や婚約指輪にもよく使われる素材になります。ずっしりとして重量感もあり、白金色の輝きも非常に美しい金属です。ただし、希少性が高くホワイトゴールドよりも価格が高くなりがちなので、デザインによってはかなり高価になります。
まとめ
ホワイトゴールドとプラチナは、どちらも指輪によく使われる金属ですが、それぞれ全く違う素材です。メリット・デメリットがあるので、好みのほうを選ぶとよいでしょう。
日本ではシルバーアクセサリーとしてはプラチナが人気ですが、欧米ではホワイトゴールドが使われることも多いです。