指輪のロジウムコーティングとは?用途と効果、メンテナンス時の注意点を解説
美しいシルバーを保つために、ロジウムコーティングが多くの指輪に施されています
シルバーやホワイトゴールドの指輪を購入したとき、オプションなどで「ロジウムコーティング」という言葉を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
聞き慣れない言葉ですが、実はシルバーやホワイトゴールドの指輪の美しさを保つために、広く使われている加工技術のことを指しています。しかし、ロジウムコーティングとは具体的にどのような加工なのか、詳しく知らないという方も少なくありません。
この記事では、ロジウムコーティングとは何か、どのような効果があるのか、そしてお手入れの際の注意点についてわかりやすく解説します。
ロジウムコーティングとは

ロジウムコーティングとは、シルバーやホワイトゴールドのジュエリーの表面に、ロジウムという金属をめっきする加工のことです。つまり、ジュエリーにロジウムで薄い膜をはってしまうのです。
ロジウムはプラチナ族の金属の一種で、非常に白く美しい光沢を持ち、耐久性にも優れています。
スプレーなどを吹き付けるのではなく、ロジウムを含んだめっきに指輪を浸し、電気を流すことによって表面にロジウムの薄い金属膜がコーティングされます。
こうしてめっき加工をした指輪は、ロジウム加工、ロジウムメッキ、プラチナ仕上げ⋯などと称して販売されています。
ロジウムコーティングの3つの効果
シルバーの変色(黒ずみ)を防ぐ

シルバーは非常に美しい金属ですが、使っているうちに空気中の成分や皮脂と反応することで黒ずみ(硫化)が起こりやすい性質があります。
そのため、シルバージュエリーでは、黒ずみを防ぐ目的でロジウムコーティングが使われることが多くあります。
ロジウムコーティングをすれば、シルバーの表面が空気に触れないので変色も起こりません。
また、ロジウムは明るい白色の金属のため、コーティングをすることでより輝きのある美しいシルバーの色合いを演出することもできます。
ホワイトゴールドの色味を整える
ホワイトゴールドは、名前の通り「白い金属」というイメージがありますが、実際にはほんのり黄色味を帯びた金属です。
これは、ホワイトゴールドが金に銀やパラジウムなどの金属を混ぜて作られる合金であるためです。
ホワイトゴールドにロジウムコーティングをするのは、ゴールドの黄色い色味を抑えるためと、硬度を上げることが目的です。
ホワイトゴールドといっても、シャンパンゴールドのような、ごくごく明るい色のゴールドであることも多いですが、ロジウムコーティングをすることで、完全に美しい銀色になります。
指輪の表面を保護する
金は純度が高いほど柔らかくなる金属なので、銀などを混ぜているホワイトゴールドであっても、決して金属として硬いわけではありません。
一方、ロジウムは非常に硬い金属なので、コーティングをすることで指輪の表面に硬い保護膜ができ、日常使いでの細かな傷がつきにくいというメリットがあります。
ロジウムコーティングの注意点
強く磨くとコーティングが剥がれることがある
ロジウムコーティングは金属の膜とはいえ、非常に薄い層です。コーティングしたジュエリーを研磨剤のついたクロスでゴシゴシこすると、めっきが剥がれてしまいます。
お手入れの際は、柔らかい布で優しく拭く程度にとどめましょう。
金属アレルギーの可能性
ロジウム自体は、アレルギーを起こしにくい金属とされています。
しかし、指輪によってはロジウムの下地にニッケルなどの金属が使われている場合、コーティングが剥がれた部分からアレルギーを起こすことがあります。
金属アレルギーがある方は、素材や加工について事前に確認しておくと安心です。
ロジウムコーティングは再加工できる?
ロジウムコーティングは永久に持続するわけではなく、使用しているうちに摩擦などによって徐々に薄くなっていきます。「なんとなく輝きがくすんできたな」と感じたら、それがメンテナンスのサインです。
多くのジュエリーショップや専門店では、再コーティング(再メッキ)のサービスを提供しています。購入したお店でメンテナンスが受けられる場合も多いので、気になったら気軽に相談してみましょう。
指輪の美しさを長く楽しむ「ロジウムコーティング」
ロジウムコーティングをすることにより、シルバーやホワイトゴールドの指輪がより美しく輝き、強度を上げることが出来ます。ただし、強く擦ると剥がれてしまうこともあるので、扱いには注意が必要です。
ロジウムコーティングの剥がれや、指輪のくすみが気になってきたら、岐阜のジュエリー専門店・サンクイルへ。
大切なジュエリーの新品仕上げやちょっとした修理から、ジュエリーリメイクまで、お気軽にご相談ください。



