輝きをも左右する!?オーダーメイド前に知っておきたい、宝石のカット方法色々。
カット方法によって、宝石の輝き方は全く違ってきます
ブリリアントカット
ダイヤモンドを最も美しく輝かせる形として、1919年に確立されたカット方法で、現在でもダイヤモンドを使ったジュエリーの多くに用いられている形です。数学者兼宝石職人だったマルセルにより、ダイヤモンドの屈折率などを考慮して数学的に算出された形になります。
上から見た時の形が円形のラウンドブリリアントカットの他、楕円形の場合はオーバルブリリアントカット、ハート型のハートブリリアントカットなど、いくつかの種類があります。
ローズカット
バラのつぼみのように、立体的な半球に、三角形の面が均等になるようにカットされた形です。原石の形を活かしたカットでありながら美しい輝きを放つカットとして、人気を博しました。
基本的には24個の三角形から成っていますが、原石のサイズなどによってはより多くの面をカットした複雑なものもあります。
カボションカット
平らな面を取るのではなく、滑らかに研磨した丸みのあるカット方法です。キラキラ輝く石よりも、オパールやトルコ石のように、石そのものの色合いや文様を楽しみたい場合に使われることが多いカットです。
楕円形のオーバル・カボションカットがよく使われています。
ステップカット
宝石そのものが四角くカットされており、その側面のガードルに対して平行にファセットが削られているのが特徴です。
上から見ると奥に向かって四角が層になっているように見えますが、横から見ると階段状に見えることからステップカットと呼ばれます。
このステップカットの角を削り取ったものがエメラルドカットで、エメラルドによく使われるカット方法です。
プリンセスカット
1960年に登場したカット方法で、原石のサイズを活かしたカット方法であることや、輝きの美しさから人気となったカットです。
カット数が多いこともあり、ひとつひとつのカット面が非常に細かくなっています。まるでモザイクのように繊細なカットが魅力的です。
まとめ
宝石のカット方法にはたくさんの種類があり、それぞれ宝石の種類やどんなジュエリーにするのか、原石の形や大きさなどによって適したものに加工されています。
有名なのはブリリアントカットなどですが、カットによって出来上がるジュエリーの雰囲気もかなり違ってくるので、好みに合ったものを選ぶのが良いでしょう。